アーツ前橋って何?

アーツ前橋は、2007年から前橋市の美術館構想として始まりました。美術館開館に向けて施設の建設、プレイベントなどが行われてきましたが、今年度、新たに設置された市民による芸術文化施設運営検討委員会からの提言を受けて、美術館だけの機能ではなく、市民のための、文化芸術活動の拠点として再構想されました。
アーツ前橋は、市民に開かれた、上質で多様な文化に出会う場、また市民の力で文化を創り発信していく場です。

→よくある疑問

よくある疑問

疑問1「美術館なの?それとも、イベント施設なの?」
  →前橋の市民力とさまざまな文化の専門的な知識を持った学芸員たちによる、
   美術も、その他の芸術・文化も包括した「新しいアート」が表現できる文化施設です。

疑問2「じゅうぶんな音響設備もないし、観客席もない施設で、音楽やダンスをはじめ
   ちゃんとした芸術活動・作品発表なんてできないんじゃないの?」
  →アーツ前橋は、新たなアートの表現を喚起させる「挑戦する空間」です。
   芸術的に高い価値のある作品もきちんと展示できます。
   (開館後、所定の手続きを経て、「登録博物館(博物館法上の博物館)」になる
   ことを目指します)

疑問3「私たちの作品は展示してもらえないんじゃないの?」
  →アーツ前橋のギャラリーは、展示することが誇りに思える多様で質の高いギャラリーです

疑問4「前橋市がどんな作品をもってるのか、よく知らないんだけど…」
  →前橋市の収蔵作品は次のようになっているようです。
   良い作品、好きな作品にふれる機会がたくさんほしいと、推進会議では考えています。
   本市収蔵作品の現状
   ・全国レベルで活躍した地域ゆかり作家の作品など約850 点。
   ・主に絵画(油彩、日本画)が中心で、一部、書作品。
   ・遺族の協力を得た作家から、購入や寄贈を受けてきた。
   【収蔵作家(約80 名)】
    清水刀根、中村節也、髙橋常雄、田中青坪、南城一夫、横堀角次郎、福田貂太郎など
    収蔵作品の貸出実績
   ・髙橋常雄《桑原》(図①)など29 点 (高崎市タワー美術館、2003 年)
                  →広報まえばし「未来への贈り物』
   ・清水刀根《撮影》(図②)など11 点 (群馬県立近代美術館、2005 年)
   ・中村節也《雲(白根山頂に湧く雲)》(図③)など5 点 (群馬県立近代美術館、2005 年)
   ・田中青坪《裸婦(A)》(図④) (読売新聞社『岡倉天心と日本美術展』出品、2005 年)
   ・中村節也《八ツ橋母子像》など5 点 (高崎市美術館、2005 年)
   ・南城一夫《赤城山(月光)》(図⑤)など6 点 (群馬県立近代美術館、2006 年)
   ・小室翠雲《赤城山水図》(図⑥)など7 点 (高崎市タワー美術館、2006 年)
   ・横堀角次郎《自画像》(図⑦)など3 点 (群馬県立近代美術館、2007 年)
   網羅されていない分野
   ・近代以前の作品
   ・現代絵画作品
   ・近現代の彫刻、工芸、立体、映像、写真など

疑問5「アーツ前橋は、作品の収集をするの?しないの?」
  →前橋市では、次のような基準で収集しいくことを検討しているようです。

   ①地域ゆかりの作家の作品を中心にした収集
   ②館の諸活動に関連した作品の収集
   ③アートの創造力によって地域に貢献できる作品の収集

   作品の収集は、特に、未来の前橋、未来の子どもたちにとって、意義のあることです。
   どのような収集が望ましいのか、推進会議でも、みなさんといっしょに考えていきたいです。

運営検討委員会からの提言を受けて、前橋市から以下のようなイメージが示されています。


(クリックで拡大)

●施設の工事の進捗状況については、前橋市のホームページからみることができます。
→「前橋市美術館(仮称)を建設しています」

今までの経緯については、前橋市の資料、ネット上での議論、市民による検討委員会での議論など、当HPの議論アーカイブに順次収録していく予定です。乞うご期待!

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